diff --git a/files/ja/web/api/web_animations_api/using_the_web_animations_api/index.md b/files/ja/web/api/web_animations_api/using_the_web_animations_api/index.md index a5afa6a9dc99d7..25a2d411fb57f5 100644 --- a/files/ja/web/api/web_animations_api/using_the_web_animations_api/index.md +++ b/files/ja/web/api/web_animations_api/using_the_web_animations_api/index.md @@ -1,31 +1,29 @@ --- -title: Web Animations API を利用する +title: ウェブアニメーション API の使用 slug: Web/API/Web_Animations_API/Using_the_Web_Animations_API +l10n: + sourceCommit: e9bba35f2ae2943431ae2dfb752f5856ef79769d --- {{DefaultAPISidebar("Web Animations")}} -Web Animations API は JavaScript を使い、アニメーションを構築したりプレイバックを制御することが出来ます。この記事では「ふしぎの国のアリス」を利用した楽しいデモとチュートリアルで正しい利用方法を説明します。 +ウェブアニメーション API により、JavaScript でアニメーションを構築したり、再生を制御したりすることができます。この記事では「ふしぎの国のアリス」を利用した楽しいデモとチュートリアルで正しい利用方法を説明します。 -## Web Animations API との出会い +## ウェブアニメーション API との出会い -[Web Animations API](/ja/docs/Web/API/Web_Animations_API) はブラウザ内のアニメーションエンジンを開発者にオープンにして JavaScript で制御します。この API は [CSS アニメーション](/ja/docs/Web/CSS/CSS_Animations) と [CSS トランジション](/ja/docs/Web/CSS/CSS_Transitions) の両方の実装基盤となるように設計されており、将来のアニメーション効果への扉を開いた状態にしています。これは現在サポートされているアニメーションを実行する中で、ハックや強制や {{domxref("Window.requestAnimationFrame()")}} を利用しない最もパフォーマンスの高い方法の 1 つです。 +[ウェブアニメーション API](/ja/docs/Web/API/Web_Animations_API) は、ブラウザー内のアニメーションエンジンを開発者に効果しい、JavaScript で操作します。この API は [CSS アニメーション](/ja/docs/Web/CSS/CSS_animations)と [CSS トランジション](/ja/docs/Web/CSS/CSS_transitions)の両方の実装基盤となるように設計されており、将来のアニメーション効果への扉を開いた状態にしています。これは、ハックや強制、{{domxref("Window.requestAnimationFrame()")}} なしで、ブラウザーに自分自身で内部最適化をさせる、ウェブ上でアニメーションするためのほとんどのパフォーマンスの高い方法の 1 つです。 -Web Animations API を利用すると、インタラクティブなアニメーションをスタイルシートから JavaScript に移管し、表現と動作を分離できます。CSS プロパティを記述したり、再生方向を制御するためにエレメントにクラスを追加するなどの DOM を多用する手法に依存する必要がなくなりました。また、純粋な宣言した CSS とは異なり、JavaScript ではプロパティからアニメーション時間を動的に設定することが出来ます。カスタムされたアニメーションライブラリを構築し、インタラクティブなアニメーションを作るために、Web Animations API が最適なツールになることでしょう。では Web Animations API で何が出来るか説明しましょう。 +ウェブアニメーション API を使うと、インタラクティブなアニメーションをスタイルシートから JavaScript に移し、表示と動作を分離することができます。再生方向を制御するために、CSS プロパティを書いたり、要素にクラスをスコープしたりといった、DOM を酷使する技法に頼る必要はなくなりました。また、純粋な宣言型の CSS とは異なり、JavaScript ではプロパティから継続時間まで動的に値を設定することもできます。カスタムアニメーションライブラリーを作成したり、対話するアニメーションを作成したりするのに、ウェブアニメーション API は最適かもしれません。何ができるか見てみましょう! -## ブラウザサポート +## ウェブアニメーション API を利用して CSS アニメーションを構築する -この記事で説明する基本的な Web Animations API の機能は、Firefox 48 以降および Chrome 36 以降で標準機能として利用可能です。WebKit と Edge はこの API をそれぞれ TODO リストに移行しましたが、全てのブラウザでサポートされるまで、機能サポートをテストするために追加する [polyfill](https://github.com/web-animations/web-animations-js) があるので必要に応じて追加します。 - -## Web Animation API を利用して CSS アニメーションを構築する - -Web Animations API を学習するためのより身近な手法は、多くの Web 開発者が以前に使用したことのある CSS アニメーションから始めることです。CSS アニメーションには、デモ目的でうまくブレイクダウンする使い慣れた構文を持っています。 +ウェブアニメーション API を学習するためのより身近な手法は、多くのウェブ開発者が以前に使用したことのある CSS アニメーションから始めることです。CSS アニメーションには馴染みのある構文があり、そのためデモ用にうまく分解することができます。 ### CSS バージョン -アリスがうさぎの穴から落ちてワンダーランドに導かれる様子を示した CSS で書かれている転がり落ちるアニメーションです。(完全な [Codepen のコード](http://codepen.io/rachelnabors/pen/QyOqqW) を参照してください) +アリスがうさぎの穴から落ちてワンダーランドに導かれる様子を示した CSS で書かれている転がり落ちるアニメーションです(完全な [Codepen のコード](https://codepen.io/rachelnabors/pen/QyOqqW)を参照してください)。 -[![Alice Tumbling down the rabbit's hole.](tumbling-alice_optimized.gif)](http://codepen.io/rachelnabors/pen/rxpmJL) +[![ウサギの穴に転がり落ちるアリス。](tumbling-alice_optimized.gif)](https://codepen.io/rachelnabors/pen/rxpmJL) 背景が移動しながら、アリスが回転し、回転からのオフセットで色が変化することに注目してください。このチュートリアルでは、アリスのみに焦点を当てます。アリスのアニメーションを制御する簡単な CSS は次のとおりです。 @@ -49,110 +47,112 @@ Web Animations API を学習するためのより身近な手法は、多くの } ``` -これによって、アリスの色とトランスフォーム回転が 3 秒間にわたって一定(線形)で変化し、それを無限にループします。[@keyframes](/ja/docs/Web/CSS/@keyframes) ブロックで、各ループの 30% (約 0.9 秒) でアリスの色が黒から濃いワイン色に変わり、ループが終わるときにもとに戻ることが分かります。 +これによって、アリスの色とトランスフォーム回転が 3 秒間にわたって一定に(線形で)変化し、それを無限にループします。[@keyframes](/ja/docs/Web/CSS/@keyframes) ブロックで、各ループの 30%(約 0.9 秒)でアリスの色が黒から濃いワイン色に変わり、ループが終わるときにもとに戻ることが分かります。 -### JavaScript に移行する +### JavaScript への移行 -次に Web Animations API を利用して同じアニメーションを作成してみましょう。 +次にウェブアニメーション API を利用して同じアニメーションを作成してみましょう。 -#### キーフレームを表現する +#### キーフレームの表現 最初に必要なことは、CSS の [@keyframes](/ja/docs/Web/CSS/@keyframes) ブロックに対応する [Keyframe オブジェクト](/ja/docs/Web/API/Web_Animations_API/Keyframe_Formats) を作成することです。 ```js -var aliceTumbling = [ - { transform: 'rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' }, - { color: '#431236', offset: 0.3}, - { transform: 'rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' } +const aliceTumbling = [ + { transform: "rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, + { color: "#431236", offset: 0.3 }, + { transform: "rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, ]; ``` -ここでは、複数のオブジェクトを含む配列を使用しています。各オブジェクトは、オリジナルの CSS のキーを表現しています。ただし、CSS とは異なって Web Animations API には、表示される各キーのアニメーションに沿ったパーセンテージを明示的に伝える必要がありません。指定したキーの数に基き、アニメーションが自動的に均等な部分に分割します。つまり、3 つのキーを持つ Keyframe オブジェクトは、特に指定がない限り、アニメーションの各ループの途中で中間キーを 50 %として再生します。 +ここでは、複数のオブジェクトを含む配列を使用しています。それぞれのオブジェクトは元の CSS のキーを表します。しかし、CSS とは異なり、ウェブアニメーション API は各キーがアニメーションに沿って現れるパーセント値を明示的に指示する必要はありません。与えたキーの数に応じて、アニメーションが自動的に等分割されます。つまり、3 つのキーを持つ Keyframe オブジェクトは、特に指定がない限り、アニメーションの各ループの 50% で中央のキーを再生するということです。 -キーのオフセットを他のキーから明示的に設定する場合は、カンマで CSS キーの宣言と区切ったオフセットを直接オブジェクトに指定できます。上記の例では、色の変化に対してアリスの色が 30% (50% ではない) で変化するために `offset: 0.3` を指定しています。 +キーのオフセットを他のキーから明示的に設定する場合は、カンマで CSS キーの宣言と区切ったオフセットを直接オブジェクトに指定できます。上記の例では、色の変化に対してアリスの色が 30%(50% ではない)で変化するために `offset: 0.3` を指定しています。 -少なくとも 2 つのキーフレームを指定する必要があります。 (アニメーションシーケンスの開始状態・終了状態の 2 つを示す)キーフレームに 1 つのエントリーしか無い場合、{{domxref("Element.animate()")}} は `NotSupportedError` 例外をスローします。 +少なくとも 2 つのキーフレーム(アニメーションシーケンスの開始状態・終了状態の 2 つを示す)を指定する必要があります。ブラウザーによっては、キーフレームリストの項目が 1 つしかない場合、更新されるまで {{domxref("Element.animate()")}} で `NotSupportedError` {{domxref("DOMException")}} が発生することがあります。 -予約すると、キーのオフセットを指定しない限り、デフォルトでキーは等間隔になります。便利でしょうか? +という具合に、キーにオフセットを指定しない限り、キーは既定で等間隔に配置されます。便利でしょう? -#### タイミング プロパティ の表現 +#### タイミングプロパティの表現 -また、アリスのアニメーションの値に対応するタイミングプロパティのオブジェクト ({{domxref("AnimationEffectTimingProperties")}}) を作成する必要があります。 +アリスのアニメーションの値に対応するタイミングプロパティのオブジェクトも作成する必要があります。 ```js -var aliceTiming = { +const aliceTiming = { duration: 3000, - iterations: Infinity -} + iterations: Infinity, +}; ``` -CSS で同等の値の表現方法との違いに気がつくでしょう。 +CSS にこける同等の値の表し方とは異なる形で表現されていることにお気づきでしょう。 -- 1 つ目は間隔時間はミリ秒単位で表現されています。3 秒という指定ではなく、3000 ミリ秒です。{{domxref("WindowTimers.setTimeout()")}} や {{domxref("Window.requestAnimationFrame()")}} と同じように Web Animations API はミリ秒しか値を取りません。 +- 1 つ目は間隔時間はミリ秒単位で表現されています。3 秒という指定ではなく、3000 ミリ秒です。{{domxref("setTimeout()")}} や {{domxref("Window.requestAnimationFrame()")}} と同じように、ウェブアニメーション API はミリ秒でしか値を取りません。 - もう 1 つは `iteration-count` ではなく `iterations` ということです。 -> **メモ:** CSS アニメーションで使用される用語と Web Animations で利用される用語とではいくつか小さな違いがあります。例えば、Web Animations は `"infinite"` という文字列を利用しない代わりに JavaScript の予約語である `Infinity` を利用します。そして、 `timing-function` の代わりに `easing` を利用します。デフォルトの [animation-timing-function](/ja/docs/Web/CSS/animation-timing-function) が簡単な `ease` である CSS アニメーションとは異なり、Web Animation API ではデフォルトのイージングは `linear` (線形)であるため、ここではイージング値をリストにしていません。 +> **メモ:** CSS アニメーションで使用される用語とウェブアニメーションで利用される用語とではいくつか小さな違いがあります。例えば、ウェブアニメーションは `"infinite"` という文字列を利用しない代わりに JavaScript の予約語である `Infinity` を利用します。そして、 `timing-function` の代わりに `easing` を利用します。既定の [animation-timing-function](/ja/docs/Web/CSS/animation-timing-function) が簡単な `ease` である CSS アニメーションとは異なり、Web Animation API ではデフォルトのイージングは `linear` (線形)であるため、ここではイージング値をリストにしていません。 #### パーツをまとめる 次は {{domxref("Element.animate()")}} メソッドを利用して今までの 2 つの要素をまとめます。 ```js -document.getElementById("alice").animate( - aliceTumbling, - aliceTiming -) +document.getElementById("alice").animate(aliceTumbling, aliceTiming); ``` -アニメーションの再生が開始されます!([Codepen の完成バージョン](http://codepen.io/rachelnabors/pen/rxpmJL)を参照してください。) +アニメーションの再生が開始されます([Codepen の完成バージョン](https://codepen.io/rachelnabors/pen/rxpmJL)を参照してください)。 -`animate()` メソッドは、CSS でアニメーション化出来る DOM 要素を用いて呼び出し可能です。そして、それはいくつかの方法で書くことが出来ます。キーフレームとタイミングプロパティを作成する代わりに、次のように直接渡すことが出来ます。 +`animate()` メソッドは、CSS でアニメーションできる DOM 要素に対して呼び出すことができます。そして、それはいくつかの方法で書くことが出来ます。キーフレームとタイミングプロパティを作成する代わりに、次のように直接渡すことが出来ます。 ```js document.getElementById("alice").animate( [ - { transform: 'rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' }, - { color: '#431236', offset: 0.3}, - { transform: 'rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' } - ], { + { transform: "rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, + { color: "#431236", offset: 0.3 }, + { transform: "rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, + ], + { duration: 3000, - iterations: Infinity + iterations: Infinity, } ); ``` -さらに、アニメーションの間隔時間のみを指定し、繰り返さないアニメーションを指定する場合、ミリ秒だけを指定することが出来ます(デフォルトではアニメーションを 1 回だけ繰り返します) +さらに、アニメーションの間隔時間のみを指定し、繰り返さないアニメーションを指定する場合、ミリ秒だけを指定することができます(既定ではアニメーションを 1 回だけ実行します)。 ```js document.getElementById("alice").animate( [ - { transform: 'rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' }, - { color: '#431236', offset: 0.3}, - { transform: 'rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)', color: '#000' } - ], 3000); + { transform: "rotate(0) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, + { color: "#431236", offset: 0.3 }, + { transform: "rotate(360deg) translate3D(-50%, -50%, 0)", color: "#000" }, + ], + 3000 +); ``` -## Play() / pause() / reverse() / playbackRate を使って再生制御する +## play(), pause(), reverse(), updatePlaybackRate() を用いた再生制御 + +ウェブアニメーション API を使用して CSS アニメーションを作成することが可能ですが、API が本当に役立つ時はアニメーションの再生を制御するときです。ウェブアニメーション API は、再生を制御するための便利ないくつかのメソッドを提供しています。アリスが拡大/縮小するゲームで、アニメーションの一時停止と再生を見てみましょう([Codepen の完全なコード](https://codepen.io/rachelnabors/pen/PNYGZQ)をご覧ください)。 -Web Animation API を使用して CSS アニメーションを作成することが可能ですが、API が本当に役立つ時はアニメーションの再生を制御するときです。Web Animation API は、再生を制御するための便利ないくつかのメソッドを提供しています。アリスが拡大/縮小するゲームでのアニメーションの一時停止と再生を見てみましょう( [Codepen の完全なコード](http://codepen.io/rachelnabors/pen/PNYGZQ)をご覧ください。) -[![Playing the growing and shrinking game with Alice.](growing-shrinking_article_optimized.gif)](http://codepen.io/rachelnabors/pen/PNYGZQ?editors=0010) +[![アリスと大きくなったり小さくなったりするゲーム](growing-shrinking_article_optimized.gif)](https://codepen.io/rachelnabors/pen/PNYGZQ?editors=0010) -このゲームでは、アリスは小さなボトルから大きなボトルに移動するアニメーションを使用しており、ボトルとカップケーキを使い制御します。どちらにも独自のアニメーションがあります。 +このゲームでは、アリスは小さくなったり大きくなったりするアニメーションがあり、ボトルとカップケーキで制御します。どちらにも独自のアニメーションがあります。 ### アニメーションの一時停止と再生 アリスのアニメーションについては後で詳しく説明します。まずはカップケーキのアニメーションを見てみましょう。 ```js -var nommingCake = document.getElementById('eat-me_sprite').animate( -[ - { transform: 'translateY(0)' }, - { transform: 'translateY(-80%)' } -], { - fill: 'forwards', - easing: 'steps(4, end)', - duration: aliceChange.effect.timing.duration / 2 -}); +const nommingCake = document + .getElementById("eat-me_sprite") + .animate( + [{ transform: "translateY(0)" }, { transform: "translateY(-80%)" }], + { + fill: "forwards", + easing: "steps(4, end)", + duration: aliceChange.effect.getComputedTiming().duration / 2, + } + ); ``` {{domxref("Element.animate()")}} メソッドは、呼び出された直後に実行されます。ユーザーがクリックする前にケーキが食べられないように、次のように定義された {{domxref("Animation.pause()")}} をすぐに呼び出します。 @@ -170,18 +170,16 @@ nommingCake.play(); 具体的には、カップケーキが食べられるにつれて、アリスのアニメーションにリンクしてアリスが大きくなるようにします。 ```js -var growAlice = function() { - +const growAlice = () => { // Play Alice's animation. aliceChange.play(); // Play the cake's animation. nommingCake.play(); - -} +}; ``` -ユーザーがマウスを押したままにするか、タッチスクリーン上のケーキを指で押すと、`growAlice` を呼び出してアニメーションを再生できるようにしました。 +ユーザーがマウスを押したままにするか、指でタッチ画面上のケーキを押すと、`growAlice` を呼び出してアニメーションを再生できるようにしました。 ```js cake.addEventListener("mousedown", growAlice, false); @@ -193,183 +191,205 @@ cake.addEventListener("touchstart", growAlice, false); 一時停止と再生に加えて、次のアニメーションメソッドを利用することが出来ます。 - {{domxref("Animation.finish()")}} はアニメーションの最後までスキップします。 -- {{domxref("Animation.cancel()")}} はアニメーションを中止し、そのエフェクトを削除します。 +- {{domxref("Animation.cancel()")}} はアニメーションを中止し、その効果を削除します。 - {{domxref("Animation.reverse()")}} を実行すると ({{domxref("Animation.playbackRate")}} に負数を設定し、アニメーションの再生方向を逆方向にします。 -最初に `playbackRate` を見てみましょう。負数の playbackRate はアニメーションを逆に実行させます。アリスがボトルから飲むと彼女は小さくうなります。これは、ボトルが彼女のアニメーションの playbackRate を 1 から -1 に変更するためです。 +最初に `playbackRate` を見てみましょう。playbackRate を府にするとはアニメーションを逆に実行させます。アリスがボトルから飲むと彼女は小さくなります。これは、ボトルが彼女のアニメーションの playbackRate を 1 から -1 に変更するためです。 ```js -var shrinkAlice = function() { +const shrinkAlice = () => { aliceChange.playbackRate = -1; aliceChange.play(); -} +}; bottle.addEventListener("mousedown", shrinkAlice, false); bottle.addEventListener("touchstart", shrinkAlice, false); ``` -[鏡の国のアリス](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%A1%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9)では、アリスは走り続けなければならない世界に移動します。レッドクイーンのレースの例では、アリスとレッドクイーンが所定の位置にとどまっています。([Codepen の](http://codepen.io/rachelnabors/pen/PNGGaV) 完全なコードを参照してください。) +[鏡の国のアリス](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%A1%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9)では、アリスは走り続けなければならない世界に移動します。レッドクイーンのレースの例では、アリスとレッドクイーンが所定の位置にとどまっています([Codepen の](https://codepen.io/rachelnabors/pen/PNGGaV) 完全なコードを参照してください)。 -[![Alice and the Red Queen race to get to the next square in this game.](red-queen-race_optimized.gif)](http://codepen.io/rachelnabors/pen/PNGGaV) +[![アリスと赤の女王が次のマスを取得するために競争します。](red-queen-race_optimized.gif)](https://codepen.io/rachelnabors/pen/PNGGaV) -小さな子どもたちは、オートマトンのチェスのコマとは異なり、疲れやすいのでアリスは常に速度を落としています。彼女のアニメーションの `playbackRate` に衰えを設定することでコードでこれを表現しました。 +小さな子どもは疲れやすいので、おもちゃのチェスの駒と違って、アリスは常に減速しています。これはアニメーションの `playbackRate` を減少させることで実現します。`updatePlaybackRate()` を使用することと、playbackRate を直接設定することなく、スムーズに更新することができます。 ```js -setInterval( function() { - +setInterval(() => { // Make sure the playback rate never falls below .4 - if (redQueen_alice.playbackRate > .4) { - redQueen_alice.playbackRate *= .9; + if (redQueen_alice.playbackRate > 0.4) { + redQueen_alice.updatePlaybackRate(redQueen_alice.playbackRate * 0.9); } - }, 3000); ``` -しかし、クリックまたはタップして彼らを励ますと、playbackRate を乗算しているのでスピードアップします。 +しかし、クリックまたはタップして彼女らを励ますと、playbackRate を乗算しているのでスピードアップします。 ```js -var goFaster = function() { - - redQueen_alice.playbackRate *= 1.1; - -} +const goFaster = () => { + redQueen_alice.updatePlaybackRate(redQueen_alice.playbackRate * 1.1); +}; document.addEventListener("click", goFaster); document.addEventListener("touchstart", goFaster); ``` -また、背景要素にはクリックまたはタップしたときに影響を受ける`playbackRate` を設定しています。アリスとレッドクイーンを 2 倍早く走らせたらどうなると思いますか?速度を落とすとどうなると思いますか? +また、背景要素にはクリックまたはタップしたときに影響を受ける `playbackRate` を設定しています。アリスとレッドクイーンを 2 倍早く走らせたらどうなると思いますか?速度を落とすとどうなると思いますか? + +## アニメーションのスタイル維持 + +要素をアニメーションさせるとき、アニメーションが完了した後に、最終的な状態を維持したいことがよくあります。このために、アニメーションの [fill モード](/ja/docs/Web/API/KeyframeEffect/KeyframeEffect#fill)を `forwards` に設定するという方法がときどき使われます。しかし、2 つの理由から、アニメーションの効果を無期限に維持するために fill モードを使用することは推奨されません。 + +- アニメーションがアクティブなままであり、ブラウザーがその状態を維持しなければならないため、アニメーションが終了してもアニメーションがリソースを消費し続けます。なお、これは[満了したアニメーションの自動削除](#満了したアニメーションの自動削除)をすることでいくらか緩和されます。 +- アニメーションで適用されたスタイルは、指定されたスタイルより[カスケードにおいて高い優先度](/ja/docs/Web/CSS/Cascade#カスケード順)を持つため、必要に応じて上書きすることが困難になる場合があります。 + +より良い方法は、{{domxref("Animation.commitStyles()")}} メソッドを使うことです。これはこのアニメーションの現在のスタイルを、対象要素の [`style`](/ja/docs/Web/HTML/Global_attributes#style) 属性に書き込むので、その後は通常にスタイル設定しなおすことができます。 + +## 満了したアニメーションの自動削除 -## アニメーションから情報を取得する +同じ要素に多数のアニメーションを発生させることが可能です。それらが不定である場合(つまり前方満了)、アニメーションリストが巨大になり、メモリーリークが発生する可能性があります。このためブラウザーは、新しいアニメーションに置き換わった後、開発者が明示的にアニメーションを残すように指定しない限り、満了したアニメーションを自動的に削除します。 -サイト全体のアニメーションを遅くすることで前庭障害のあるユーザーのアクセシビリティを改善するなど、playbackRate を使用する他の方法を想像してみてください。すべての CSS ルールで期間を再計算することなく CSS で全てを行うことは不可能ですが、Web Animations API では次の {{domxref("document.getAnimations()")}} メソッド(まだブラウザーでの完全なサポートではないですが) を使用して次のようにページ上の各アニメーションをループして `playbackRate` を半分にします。 +アニメーションは、以下がすべて真の場合に削除されます。 + +- アニメーションが満了している(`fill` は前方再生であれば `forwards`、逆再生の場合は `backwards`、両方の場合は `both` です)。 +- アニメーションが完了している。(`fill` のため、まだ有効であることに注意してください。) +- アニメーションのタイムラインが単調に増加している。(これは {{domxref("DocumentTimeline")}} では常に真です。{{cssxref("scroll-timeline")}} のようなタイムラインは逆方向に動作することがあります。) +- アニメーションが CSS のような宣言的なマークアップによって制御されていない。 +- アニメーションの {{domxref("AnimationEffect")}} のスタイル設定がすべて、上記の条件をすべて満たす別のアニメーションによって上書きされている。(通常、2 種類のアニメーションが同じ要素の同じスタイルプロパティを設定した場合、最後に作成されたアニメーションが他のアニメーションを上書きします。) + +最初の 4 つの条件は、JavaScript コードによる介入なしに、アニメーションの効果が変化したり終わったりしないことを保証します。最後の条件は、アニメーションが実際に何かの要素のスタイル設定に影響しないことを保証します。 + +アニメーションが自動的に解除されると、そのアニメーションに {{domxref("animation/remove_event", "remove")}} イベントが発行されます。 + +ブラウザーがアニメーションを自動的に削除することを防ぐには、そのアニメーションの {{domxref("Animation.persist", "persist()")}} メソッドを呼び出してください。 + +アニメーションの {{domxref("animation.replaceState")}} プロパティは、アニメーションが削除された場合は `removed`、アニメーションに {{domxref("Animation.persist", "persist()")}} が呼び出された場合は `persisted`、そうでない場合は `active` になります。 + +## アニメーションからの情報の取得 + +前庭障害のあるユーザーのアクセシビリティを改善するなど、サイト全体のアニメーションを遅くすることを、playbackRate 以外の方法で行うことを想像してみてください。すべての CSS ルールで期間を再計算することなく CSS で全てを行うことは不可能ですが、ウェブアニメーション API では、次の {{domxref("Document.getAnimations")}} メソッドを使用して、次のようにページ上の各アニメーションをループして `playbackRate` を半分にすることができます。 ```js -document.getAnimations().forEach( - function (animation) { - animation.playbackRate *= .5; - } -); +document.getAnimations().forEach((animation) => { + animation.updatePlaybackRate(animation.playbackRate * 0.5); +}); ``` -Web Animations API を利用すると、変更する必要があるのは 1 つの小さなプロパティだけです! +ウェブアニメーション API を利用すると、変更する必要があるのは 1 つの小さなプロパティだけです! -CSS アニメーションだけでは難しいのは、他のアニメーションが提供する値に依存するときです。例えばアリスの拡大/縮小ゲームの例では、ケーキの間隔時間について奇妙な事に気づいたかもしれません。 +CSS アニメーションだけでは難しいのは、他のアニメーションが提供する値に依存するときです。例えばアリスの拡大/縮小ゲームの例では、ケーキの時間について奇妙なことに気づいたかもしれません。 ```js -duration: aliceChange.effect.timing.duration / 2 +document.getElementById("eat-me_sprite").animate([], { + duration: aliceChange.effect.timing.duration / 2, +}); ``` ここで何がおこっているか理解するために、アリスのアニメーションを見てみましょう。 ```js -var aliceChange = document.getElementById('alice').animate( - [ - { transform: 'translate(-50%, -50%) scale(.5)' }, - { transform: 'translate(-50%, -50%) scale(2)' } - ], { - duration: 8000, - easing: 'ease-in-out', - fill: 'both' - }); +const aliceChange = document + .getElementById("alice") + .animate( + [ + { transform: "translate(-50%, -50%) scale(.5)" }, + { transform: "translate(-50%, -50%) scale(2)" }, + ], + { + duration: 8000, + easing: "ease-in-out", + fill: "both", + } + ); ``` -アリスのアニメーションでは、8 秒かけてサイズが半分から 2 倍になります。その後、彼女のエフェクトを停止します。 +アリスのアニメーションでは、8 秒かけてサイズが半分から 2 倍になります。その後、彼女の効果を停止します。 ```js aliceChange.pause(); ``` -アニメーションの最初に一時停止したままにすると、ボトル全体を既に飲んでいるかのようにフルサイズの半分から始めてしまいます。彼女のアニメーションの "playhead" を中央に設定したいので、彼女は既に半分終わっています。次のようにアリスの {{domxref("Animation.currentTime")}} を 4 秒に設定することでこれを設定することが出来ます。 +もしアニメーションの始めに一時停止させたままにしておくと、ボトル全部を飲み干したかのように、半分の大きさから始まることになります。アニメーションの "playhead" を中央に設定し、アニメーションがすでに半分終わっている状態にしたいと思います。{{domxref("Animation.currentTime")}} を 4 秒に設定したいので、次のようにします。 ```js aliceChange.currentTime = 4000; ``` -しかし、アニメーションの作業中にアリスの間隔時間を大幅に変更する可能性があります。アリスの `currentTime` を動的に設定するとよいのではないでしょうか。従って、一度に 2 つの更新を行う必要はありません。実際のところ、aliceChange の {{domxref("Animation.effect")}} プロパティを参照することでこれを実行できます。プロパティはアクティブなエフェクトの全ての詳細を含むオブジェクトを返します。 +しかし、このアニメーションで作業している間、アリスの再生時間を何度も変更するかもしれません。彼女の `currentTime` を動的に設定すれば、時刻を 2 回更新する必要はないでしょう?実際、aliceChange の {{domxref("Animation.effect")}} プロパティを参照することで、アリスに有効なエフェクトの詳細をすべて格納したオブジェクトを返すことができます。 ```js -aliceChange.currentTime = aliceChange.effect.timing.duration / 2; +aliceChange.currentTime = aliceChange.effect.getComputedTiming().duration / 2; ``` -`effect` を利用すると、アニメーションの `keyframe` と `timing` オブジェクトにアクセスできます。`aliceChange.effect.timing` はアリスのタイミングオブジェクト({{domxref("AnimationEffectTimingReadOnly")}}) 型) を示します。これには、{{domxref("AnimationEffectTimingReadOnly.duration")}} も含まれます。 -アニメーションのタイムラインの中間点を取得するために、アリスの長さを半分に分割し、通常の身長に設定できます。アリスのアニメーションを逆再生して、どちらの方向にも再生したり、小さくしたり、大きくしたり出来ます! +`effect` を利用すると、アニメーションのキーフレームとタイミングのプロパティにアクセスできます。`aliceChange.effect.getComputedTiming()` はアリスのタイミングオブジェクトを示します。これには [`duration`](/ja/docs/Web/API/KeyframeEffect/KeyframeEffect) が含まれています。 +アニメーションのタイムラインの中間点を取得するには、アリスの再生時間を半分に分割し、通常の身長に設定します。これで、アリスのアニメーションをそれぞれの方向に巻き戻したり再生したりすると、小さくしたり、大きくしたりすることができます。 また、ボトルとケーキの再生時間を設定するときにも同じことが出来ます。 ```js -var drinking = document.getElementById('liquid').animate( -[ - { height: '100%' }, - { height: '0' } -], { - fill: 'forwards', - duration: aliceChange.effect.timing.duration / 2 -}); +const drinking = document + .getElementById("liquid") + .animate([{ height: "100%" }, { height: "0" }], { + fill: "forwards", + duration: aliceChange.effect.getComputedTiming().duration / 2, + }); drinking.pause(); ``` -これで、3 つのアニメーションすべてが 1 つの間隔時間に繋がり、1 つの場所から簡単に変更することが出来ます。 +これで、3 つのアニメーションがすべて 1 つの再生時間上に繋がり、1 つの場所から簡単に変更することが出来ます。 -Web Animation API を利用して、アニメーションの現在の時刻を把握することも出来ます。ケーキを食べてなくなったり、ボトルが空になるとゲームが終了します。アリスが大きすぎてドアを通らなかったり、小さすぎてドアノブに届かなかったかはアリスのアニメーションによって表現されプレイヤーの操作に依存します。アリスのアニメーションの[`currentTime`](/ja-JP/docs/Web/API/Animation/currentTime) を取得して、彼女の `activeDuration` で割ることで彼女の大きさを把握できます。 +ウェブアニメーション API を利用して、アニメーションの現在の時刻を把握することも出来ます。ケーキを食べてなくなったり、ボトルが空になったりするとゲームが終了します。アリスが大きすぎてドアを通らなくなるか、小さすぎてドアノブに届かなくなるかはアリスのアニメーションによって表現されプレイヤーの操作に依存します。アリスのアニメーションの [`currentTime`](/ja/docs/Web/API/Animation/currentTime) を取得して、彼女の `activeDuration` で割ることで彼女の大きさを把握できます。 ```js -var endGame = function() { +const endGame = () => { + // アリスのタイムラインの再生位置を取得 + const alicePlayhead = aliceChange.currentTime; + const aliceTimeline = aliceChange.effect.getComputedTiming().activeDuration; - // get Alice's timeline's playhead location - var alicePlayhead = aliceChange.currentTime; - var aliceTimeline = aliceChange.effect.activeDuration; - - // stops Alice's and other animations + // アリスやその他のアニメーションを停止 stopPlayingAlice(); - // depending on which third it falls into - var aliceHeight = alicePlayhead/aliceTimeline; - - if (aliceHeight <= .333){ - // Alice got smaller! - ... - - } else if (aliceHeight >= .666) { - // Alice got bigger! - ... + // 3 つのどれに入るかを判断 + const aliceHeight = alicePlayhead / aliceTimeline; + if (aliceHeight <= 0.333) { + // アリスが小さくなる + // … + } else if (aliceHeight >= 0.666) { + // アリスが大きくなる + // … } else { - // Alice didn't change significantly - ... - + // アリスの大きさはあまり変わらない + // … } -} +}; ``` -> **メモ:** `getAnimations()` と `effect` はこの記事執筆時点では完全にサポートされていませんが polyfill は今現在サポートしています。 +> **メモ:** `getAnimations()` と `effect` は、この記事を書いている時点ではすべてのブラウザーで対応しているわけではありませんが、ポリフィルでは対応しています。 -## コールバックと Promise +## コールバックとプロミス -CSS アニメーションとトランジションには独自のイベントリスナーがあり、これらは Web Animations API でも利用可能です。 +CSS アニメーションとトランジションには独自のイベントリスナーがあり、これらはウェブアニメーション API でも利用可能です。 -- [`onfinish`](/ja-JP/docs/Web/API/Animation/onfinish) は終了イベントハンドラーであり、[`finish()`](/ja-JP/docs/Web/API/Animation/finish) メソッドを使用して手動でトリガー出来ます。 -- [`oncancel`](/ja-JP/docs/Web/API/Animation/oncancel) は `cancel` のイベントハンドラーであり、[`cancel()`](/ja-JP/docs/Web/API/Animation/cancel) メソッドを使用してトリガーできます。 +- [`onfinish`](/ja/docs/Web/API/Animation/finish_event) は終了イベントハンドラーであり、[`finish()`](/ja/docs/Web/API/Animation/finish) メソッドを使用すると手動で起動することができます。 +- [`oncancel`](/ja/docs/Web/API/Animation/cancel_event) は `cancel` のイベントハンドラーであり、[`cancel()`](/ja/docs/Web/API/Animation/cancel) メソッドを使用すると起動することができます。 -ここでは、ケーキ・ボトル・アリスのコールバックを設定して、`endGame` 関数を起動します。 +ここでは、ケーキ、ボトル、アリスのコールバックを設定して、`endGame` 関数を起動します。 ```js -// When the cake or runs out... +// ケーキやボトルがなくなった時 nommingCake.onfinish = endGame; drinking.onfinish = endGame; -// ...or Alice reaches the end of her animation +// アリスのアニメーションが終わりに達した時 aliceChange.onfinish = endGame; ``` -さらに良いことに、Web Animations API ではアニメーション終了時に解決されるか、またはキャンセル時に拒否される [`finished`](/ja/docs/Web/API/Animation/finished) プロミスを提供しています。 +さらに良いことに、ウェブアニメーション API ではアニメーション終了時に解決されるか、またはキャンセル時に拒否される [`finished`](/ja/docs/Web/API/Animation/finished) プロミスを提供しています。 ## まとめ -これらの機能は Web Animations API の基本機能であって、その殆どは Firefox と Chrome の最新バージョンで既にサポートされています。これで、ブラウザ上で「うさぎの穴を飛び降りる」アニメーション化の準備は整い、独自のアニメーション実験を作成する準備が出来ました。API を使用して共有したい場合は、#WAAPI ハッシュタグを使ってみてください。サポートのつながりによっては、さらなる機能をカバーするチュートリアルを書いていくのでチェックしてください! +以上がウェブアニメーション API の基本的な機能です。これで、ブラウザーでのアニメーションという「ウサギの穴に飛び込む」準備ができ、自分自身でアニメーションの実験を書く準備ができたはずです。 -## 参考 +## 関連情報 -- [Codepen の不思議の国のアリス](http://codepen.io/collection/bpEza/) を使い、フォーク・シェアしてください。 -- [Element.animate を気にしないようにアニメーションする方法](https://hacks.mozilla.org/2016/08/animating-like-you-just-dont-care-with-element-animate/):Web Animations API の作られた背景・他のアニメーション手法よりパフォーマンスが優れている理由を説明した秀逸な記事です。 -- [web-animations-js](https://github.com/web-animations/web-animations-js) : Web Animations API の polyfill です。 +- [不思議の国のアリスの全体](https://codepen.io/collection/nqNJvD) (CodePen) を動作させたり、 フォークやシェアを行うことができます。 +- [Element.animate を気にせずにアニメーションする方法](https://hacks.mozilla.org/2016/08/animating-like-you-just-dont-care-with-element-animate/) (2016): ウェブアニメーション API の背景と、なぜ API が複数のウェブアニメーションメソッドよりもパフォーマンスが高いのかについて説明します。