これはAdult datasetに対してPrejudice Remover Regularizer(PRR)
を用いたNeural Network Console
のサンプルファイルです.
Figure: NNCにおけるPrejudice Remover Regularizerのネットワーク図
このデモではPrejudice Removal Technique
を利用して意図しないバイアスを軽減する方法を示します.
このPRR手法では,二種類の正則化が適用されます.
1つ目の正則化である"L2正則化"
Figure: Prejudice Remover Regularizerの目的関数
NNCでPRRを学習する場合は,以下の手順に従ってください.
"neural_network_console.exe"をダブルクリックしてNNCを起動してください.
プロジェクトを開く
をクリック,もしくはCtrl+O
を押してください.
開かれたウィンドウでprejudice_remover_regularaizer.sdcproj
を選択し,サンプルプロジェクトを開いてください.
Figure: PRR projectを開く
PRRプロジェクトを初めて開くと,ポップアップウィンドウが開き,Adult datasetのダウンロードを求められます.
データを自動的にダウンロードして前処理する出力ディレクトリを指定し,OK
をクリックしてください.
通常,データセットの準備が完了するまでに数分かかります.
PRRプロジェクトで使用されるアダルトデータセットは,次のWebサイト(https://archive.ics.uci.edu/ml/datasets/Adult)からダウンロードされます. データセットのダウンロードが失敗した場合は,プロキシの問題である可能性があります. NNCのマニュアルを参照してください.
データセット
タブで,元のadult datasetから抽出された学習データと検証データ(前処理されたadult datasetのサンプル)がロードされていることを確認します.
adult_data.csv
ファイルをTraining
,adult_test.csv
ファイルをValidation
に設定してください.
注 :
adult_original_data.csv
とadult_original_test.csv
ファイルは前処理データセットの作成に使用され,前処理パラメーターは入力CSVファイルに基づいて作成され,preprocessing_parameters.csv
に保存されます.
Figure: データセット設定
adult datasetで公平な学習を行うために,編集
タブで,"Classifier & Prejudice_Remover_Regularizer"ネットワークがロードされていることを確認してください.
Prejudice_Remover_Regularizer
ネットワークをクリックし,正則化パラメータ$η$(eta,Prejudice_Remover_Regularizer
の最終レイヤー)を調整します.
$η$が$0$の場合,ネットワークは正則化されていないクラス分類器ネットワークとして動作します.
PRRの$η$を調整した後,プロジェクトを保存してください.
Figure: eta (
編集
タブで,実行
をクリックし学習を開始します.
Figure: NNC学習
In the TRAINING
tab, click the Run
button to start the evaluation process on the validation dataset.
学習
タブで,実行
をクリックし検証データセットの評価を開始します.
Figure: NNC評価
モデルの公平性を確認するには, Fairness
プラグインの下のCV Score
プラグインを実行します.(評価
タブで評価結果を右クリックしてショートカットメニューを開き,プラグインを選択します)
- 低いCVスコアは"公正なモデル"を意味します.高いCVスコアはモデルが公正でないことを意味します.
- 高いaccuracyは性能の良いモデルであることを意味します.
CVスコアプラグインの詳細については,CVスコア後処理プラグインのマニュアルを参照してください.
Figure: 後処理プラグイン
この手法の詳細については、Google colab notebookを参照してください.
Fairness-aware classifier with prejudice remover regularizer. Toshihiro Kamishima, Shotaro Akaho, Hideki Asoh & Jun Sakuma.Joint European Conference on Machine Learning and Knowledge Discovery in Databases ECML PKDD 2012: Machine Learning and Knowledge Discovery in Databases pp 35–50
- Fairness-aware classifier with prejudice remover regularizer. Toshihiro Kamishima, Shotaro Akaho, Hideki Asoh & Jun Sakuma. Joint European Conference on Machine Learning and Knowledge Discovery in Databases ECML PKDD 2012: Machine Learning and Knowledge Discovery in Databases pp 35–50.
- Classification with fairness constraints: A meta-algorithm with provable guarantees.Celis, L. Elisa, Lingxiao Huang, Vijay Keswani, and Nisheeth K. Vishnoi.In Proceedings of the conference on fairness, accountability, and transparency, pp. 319-328. 2019
- https://archive.ics.uci.edu/ml/datasets/Adult