MUCOM88 に付属している、FmToneEditor で作成した音色を活用する為の、Windows用コマンドラインツールです。
以下の音色定義を相互変換します。
入出力拡張子 | 入力定義 | 出力定義 | |
---|---|---|---|
MUCOM88 | .muc | MUCOM形式 mmldrv形式 |
MUCOM形式 |
MUCOM88音色ファイル | .dat | dat形式 | dat形式 |
FMP | .mwi | 旧式 F形式 FA形式 FC形式 |
FA形式 |
PMD | .mml | PMD形式 | PMD形式 |
VOPM | .fxb | fxb形式 | fxb形式 |
FM trial v4.3 | .fxb | fxb形式 | fxb形式 |
実行ファイルのダウンロードはこちら
FM-SoundConvertor.exe 変換オプション 入力ファイル
変換オプション
-muc 拡張子が .muc ではない入力ファイルの音色定義を、MUCOM形式に変換し .muc ファイルを出力します。
-dat 拡張子が .dat ではない入力ファイルの音色定義を、dat形式に変換し .dat ファイルを出力します。
-fmp 拡張子が .mwi ではない入力ファイルの音色定義を、FA形式に変換し .mwi ファイルを出力します。
-pmd 拡張子が .mml ではない入力ファイルの音色定義を、PMD形式に変換し .mml ファイルを出力します。
-vopm 拡張子が .fxb ではない入力ファイルの音色定義を、fxb形式に変換し .fxb ファイルを出力します。
-fmtrial 拡張子が .fxb ではない入力ファイルの音色定義を、fxb形式に変換し .fxb ファイルを出力します。
変換オプションと入力ファイルは、複数個の指定が可能です。
注意:-vopm と -fmtrial は、同じ拡張子のファイルを出力してしまうので、併用できません。
以下の条件の音色定義は無効と解釈し、出力しません。
- 音色番号が 0 ~ 255 の範囲外
- VOPM の場合は、0 ~ 127 の範囲外
- 全オペレーターの AR が 0
音色番号を無記入にすると、直前の音色番号+1 として解釈します。
;初回は音色番号0 と解釈する
@:{
6, 2
22, 22, 0, 14, 7, 16, 1, 1, 0
17, 11, 0, 14, 3, 57, 1, 15, 7
21, 10, 4, 14, 2, 20, 1, 0, 2
31, 0, 4, 15, 0, 0, 1, 1, 5,"Bass"}
;指定された音色番号10 と解釈する
@10:{
7, 3
26, 25, 0, 14, 2, 15, 3, 0, 1
25, 16, 10, 14, 6, 15, 3, 0, 7
23, 23, 10, 14, 10, 0, 3, 1, 4
31, 12, 20, 15, 1, 0, 0, 2, 5,"Kick"};o2c
;連続した音色番号11 と解釈する
@:{
7, 5
24, 21, 0, 14, 3, 3, 0, 15, 0
31, 14, 16, 15, 1, 0, 0, 5, 3
31, 11, 15, 15, 1, 0, 0, 7, 7
31, 16, 20, 15, 1, 0, 0, 9, 4,"Snare"};o1g
独自の音色ライブラリの編集や、楽曲用の音色セットが作りやすくなるかなと。
Windows環境での不要なファイルを嫌い、.NET Framework で作成しましたが、.NET Core への転用は容易かと思います。
音色定義に特化した簡易パーサーの為、ユースケースによっては正常に変換できない場合があるかもしれません。
自分用に作ったので、気の利いたものではありませんが、何かのお役に立てば幸いです。