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regist wake up word
ここでは、設定が完了したcodamaを使ってウェイクアップワードを録音する手順を説明します。
codamaを使った録音方法には大きく分けて3通りあります。 これはcodamaがRaspberry Pi以外の開発ボードやPCでも開発ができるように開発されている特徴によるものです。 お好きな方法で手順に沿ってウェイクアップワードの録音、登録を行いましょう。
1. PCとUSB接続するマイクとして使用する場合(オススメ)
この使い方は、RaspberryPiの40ピンから給電し、PCとUSBケーブル経由で通信を行う方法です。RaspberryPiの電源ケーブル以外にも、写真の白いUSBケーブルのようにcodamaボードに実装されているUSBコネクタとPCを繋ぐUSBケーブルを別途用意する必要があります。
codamaをRaspberry Piから電源をとるUSBのオーディオデバイスとして利用することになり、codamaとの通信は基本的にPC上で全て操作でき、開発もPC上で完結するため、PCでアプリケーションを開発する場合に使用します。
Raspberry Piの処理能力の都合上、PCを用いて録音する方が高い精度でウェイクアップワードを検知することが可能です。
(PCの内蔵マイクを使う方法もありますが、認識精度の都合上非推奨です。)
2. Raspberry PiとUSB接続するマイクとして使用する場合
この使い方はRaspberryPiの40ピンから給電し、通信をUSBケーブル経由で行う方法です。1番と同様にRaspberryPiの電源ケーブル以外にも、写真の白いUSBケーブルのように通信をするためのケーブルが別途必要になります。
Raspberry Pi上でUSBオーディオとして見ることができるようになりますが、録音方法が冗長になるので、特に理由がない場合は推奨しません。
3. Raspberry PiとI2S接続するマイクとして使用する場合
このやり方でウェイクアップワードを録音すると、失敗する可能性が極めて高いです。ウェイクアップワードの録音は他の方法で行うようにしてください。
この使い方はRaspberryPiの40ピンを利用し電源給電と通信を行います。最終的にRaspberry Pi上でプログラミングをして、システムを作る場合にはこの方法がおすすめです。Raspberry Piのみで完結するため、コンパクトになります。
録音をし、update.bin
をcodamaに書き込むことができたら、ウェイク・アップ・ワードが取得できるか確認をしましょう。
以下のコマンドを実行し、ウェイク・アップ・ワードを話しかけて下さい。"1"が返ってくると検出に成功しています。
- Raspberry PiとI2C接続しているの場合
$ while true; do sleep 0.2s; codama_i2c KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...
- Raspberry PiとUSB接続している場合
$ while true; do sleep 0.2s; sudo codama_usb KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...
- PCとUSB接続している場合
PC側での設定を終えていない場合は以下を先に実行します。
$ mkdir codama
$ cd codama
$ git clone https://github.com/YUKAI/codama-doc-r0.git
$ pip install pyusb # PythonでUSBを動かすライブラリをインストール
$ cd ~/codama/codama-doc-r0/utils
$ while true; do sleep 0.2s; python codama_usb.py KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...
Ctrl + cを押して、プログラムを終了させます。
またRaspberry Piと接続している場合、codamaはウェイク・アップ・ワードの検出が行われると、GPIO27がHIGHになります。以下のコマンドを実行し、GPIO27にHIGHが設定されることを確認しましょう。
while true; do sleep 0.2s: gpio -g read 27 ;done
...
0
0
1
1
1
...
Ctrl + cを押して、プログラムを終了させます。
以上で、codamaの設定は終わりです。次はドコモAIエージェントAPIを利用したプログラムを試してみましょう。
Copyright © YUKAI Engineering Inc.