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regist wake up word

Keita Ito edited this page Jun 4, 2021 · 26 revisions

ウェイク・アップ・ワードの作成、動作確認をする

ここでは、設定が完了したcodamaを使ってウェイクアップワードを録音する手順を説明します。

ウェイク・アップ・ワードを録音する

codamaを使った録音方法には大きく分けて3通りあります。 これはcodamaがRaspberry Pi以外の開発ボードやPCでも開発ができるように開発されている特徴によるものです。 お好きな方法で手順に沿ってウェイクアップワードの録音、登録を行いましょう。

1. PCとUSB接続するマイクとして使用する場合(オススメ)

3image
この使い方は、RaspberryPiの40ピンから給電し、PCとUSBケーブル経由で通信を行う方法です。RaspberryPiの電源ケーブル以外にも、写真の白いUSBケーブルのようにcodamaボードに実装されているUSBコネクタとPCを繋ぐUSBケーブルを別途用意する必要があります。
codamaをRaspberry Piから電源をとるUSBのオーディオデバイスとして利用することになり、codamaとの通信は基本的にPC上で全て操作でき、開発もPC上で完結するため、PCでアプリケーションを開発する場合に使用します。
Raspberry Piの処理能力の都合上、PCを用いて録音する方が高い精度でウェイクアップワードを検知することが可能です。
(PCの内蔵マイクを使う方法もありますが、認識精度の都合上非推奨です。)

2. Raspberry PiとUSB接続するマイクとして使用する場合

2image
この使い方はRaspberryPiの40ピンから給電し、通信をUSBケーブル経由で行う方法です。1番と同様にRaspberryPiの電源ケーブル以外にも、写真の白いUSBケーブルのように通信をするためのケーブルが別途必要になります。
Raspberry Pi上でUSBオーディオとして見ることができるようになりますが、録音方法が冗長になるので、特に理由がない場合は推奨しません。

3. Raspberry PiとI2S接続するマイクとして使用する場合

このやり方でウェイクアップワードを録音すると、失敗する可能性が極めて高いです。ウェイクアップワードの録音は他の方法で行うようにしてください。

IMG_0999
この使い方はRaspberryPiの40ピンを利用し電源給電と通信を行います。最終的にRaspberry Pi上でプログラミングをして、システムを作る場合にはこの方法がおすすめです。Raspberry Piのみで完結するため、コンパクトになります。

ウェイク・アップ・ワードの動作確認

録音をし、update.binをcodamaに書き込むことができたら、ウェイク・アップ・ワードが取得できるか確認をしましょう。 以下のコマンドを実行し、ウェイク・アップ・ワードを話しかけて下さい。"1"が返ってくると検出に成功しています。

  • Raspberry PiとI2C接続しているの場合
$ while true; do sleep 0.2s; codama_i2c KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...
  • Raspberry PiとUSB接続している場合
$ while true; do sleep 0.2s; sudo codama_usb KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...
  • PCとUSB接続している場合

PC側での設定を終えていない場合は以下を先に実行します。

$ mkdir codama
$ cd codama
$ git clone https://github.com/YUKAI/codama-doc-r0.git
$ pip install pyusb # PythonでUSBを動かすライブラリをインストール
$ cd ~/codama/codama-doc-r0/utils
$ while true; do sleep 0.2s; python codama_usb.py KEYWORDDETECT ;done
...
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:0
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:1
KEYWORDDETECT:0
...

Ctrl + cを押して、プログラムを終了させます。

またRaspberry Piと接続している場合、codamaはウェイク・アップ・ワードの検出が行われると、GPIO27がHIGHになります。以下のコマンドを実行し、GPIO27にHIGHが設定されることを確認しましょう。

while true; do sleep 0.2s: gpio -g read 27 ;done
...
0
0
1
1
1
...

Ctrl + cを押して、プログラムを終了させます。

以上で、codamaの設定は終わりです。次はドコモAIエージェントAPIを利用したプログラムを試してみましょう。

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