Debian系LinuxPCをTimidity++でハードウェアMIDI音源みたいにするスクリプトです。
Limidityは主にTimidity++など複数のソフトウェアで構成されています。他のソフトウェアのライセンスはそのソフトウェアの元々のライセンスに準じます。LimidityのソースコードそのものはMITライセンスとなっています。
Debian、Raspbian、UbuntuなどDebian系LinuxPCをハードウェアMIDI音源みたいにするスクリプトです
*GM/GS/XG/エクスクルーシブメッセージ対応*
*Timidity++ version 2.15.0*
OS:Debian系Linux(arm,x86,amd64)
パート数:16(デフォルト)
最大同時発音数:128(デフォルト)
音源:サウンドフォント(.sf2) ※デフォルトはFluidR3_GM.sf2
サンプリングレート:32000Hz(デフォルト)
OS : UbuntuMATE18.04LTS(amd64)
PC : VirtualBox 6.1.6 r137129 (Qt5.6.2)
Python : ver3.7
部品名 | 備考 | 数量 |
---|---|---|
PC | RaspberryPi 2Bなど(※最低ライン) | 1 |
OS | Debian系LinuxOS | |
USB-MIDIインターフェース、USB-MIDIキーボードなどノートオンメッセージを送れるUSB-MIDI機器 | 激安品は避けた方が吉 | 1 |
(お好みで)サウンドフォント | 搭載メモリの半分程度まで |
※仮想マシン上のUbuntuMATE18.04LTS(amd64)で説明します
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git clone https://github.com/YoutechA320U/limidity.git
などでこのリポジトリをパソコンの適当な場所に保存します -
PCのUSBポートにUSB-MIDI機器を1つ接続してください
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最初のみターミナルから
limidity_setup.sh
セットアップスクリプトをスーパーユーザー権限でシェルスクリプトで一回実行します。 例:sudo sh limidity_setup.sh
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完了したらターミナルから
limidity.py
をスーパーユーザー権限でPython3で一回実行します。これはPCを起動するたびに行ってください。 例:sudo python3 limidity.py
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USB-MIDI-機器からノートオンなどを送るとPCのオーディオ出力から音がでるはずです。
扱いやすくするために手動で実行する事を想定していますが自動化してUIなど機能を追加すればスタンドアロンなハードウェアMIDI音源が作れるはずです。
抜き差しの度にUSB-MIDI機器を自動認識するルールが追加されますがOSによっては機能しません。その場合はお手数ですがUSB-MIDI機器を繋いだ状態で使い方の4
を再度実行してください。
Timidity++の設定ファイルは/usr/local/share/timidity/timidity.cfg
です。ここを書き換えると各種パラメータを調整できます。内容はデフォルトのtimidity.cfg
やtimidity -h
コマンド、下記参考ページを参照してください
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- https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=3060
- https://github.com/YoutechA320U/ysynth4
- http://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20080409/p1
- http://bluewing.usamimi.info/timidity/index.php?p=index&lang=ja
[2020/04/24] - 初回リリース