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kotodev edited this page Dec 25, 2017 · 36 revisions

Windowsでの実行方法は一番下に書いてあります。

注意

他の暗号通貨も同様ですが、kotodを強制終了するとウォレットのデータが壊れることがあります。
kotodを立ち上げているターミナルでCtrl-Cで終了するか、又はkoto-cli stopで停止させ、必ずkotodのプロセスが終了するまで待ってください。
もしwallet.datが壊れた場合はkotod -salvagewalletで起動してください。(ただしこれでも修正されない場合は諦めてください。)  

ビルドの手順

https://github.com/zcash/zcash/wiki/1.0-User-Guide
の手順に従ってビルドします。
ubuntuでの手順をまとめたものは以下の通り。

sudo apt-get install build-essential pkg-config libc6-dev m4 g++-multilib autoconf libtool ncurses-dev unzip git python python-zmq zlib1g-dev wget bsdmainutils automake curl
git clone https://github.com/koto-dev/koto.git
cd koto
./zcutil/fetch-params.sh
./zcutil/build.sh --disable-rust -j$(nproc)

で、koto/src 以下に kotod, koto-cli ができます。
メモリ不足でビルドできない場合は-j$(nproc)を省いてください。

実行前にkoto.confを作成します

mkdir -p ~/.koto
echo "rpcuser=username" >>~/.koto/koto.conf
echo "rpcpassword=password" >>~/.koto/koto.conf

username、passwordをそれぞれ、任意のユーザー名、パスワードに書き換えてください。
DNSSeedがあるのでaddnodeは必ずしも必要ではありませんが、5分待っても繋がらないようであれば以下のコマンドでノードをkoto.confに追加してみてください。

echo "addnode=160.16.79.210" >> ~/.koto/koto.conf

GUIを使う場合

https://github.com/koto-dev/zcash-swing-wallet-ui の説明に沿ってKotoSwingWalletUI.jarをビルドします。

sudo apt-get install git default-jdk ant (Ubuntuはこちらを実行)
sudo yum install java-1.8.0-openjdk git ant (RedHat/CentOS/Fedora等はこちらを実行)
git clone https://github.com/koto-dev/zcash-swing-wallet-ui.git
cd zcash-swing-wallet-ui/
ant -buildfile ./src/build/build.xml
chmod u+x ./build/jars/KotoSwingWalletUI.jar

以上で実行ファイル、KotoSwingWalletUI.jarができます。
KotoSwingWalletUI.jarkotodkoto-cli を同じフォルダに入れ、KotoSwingWalletUI.jarを実行するとGUIでウォレットを操作することができます。
ターミナルから実行する場合は

java -jar KotoSwingWalletUI.jarへのフルパス

で起動してください。

マイニング

・src/koto-cli setgenerate true
・koto.confにgen=1

でも構いませんが、cpuminerも用意しました。
https://github.com/koto-dev/cpuminer-yescrypt
こちらをビルドして使用してください。
実行例は以下の通り
./minerd --algo=yescrypt --userpass=username:password -o 127.0.0.1:8432

デフォルトでは採掘されるたびに新しいアドレスにコインが入るので、kotodのオプション-mineraddressで受け取りアドレスを指定するといいと思います。
kotod 単体でスレッド数を指定してマイニングを行う例は以下の通りです。

src/kotod -genproclimit=スレッド数 -gen -mineraddress=受け取りアドレス -minetolocalwallet

その他

src/koto-cli listaddressgroupings

で採掘されたコインの入っているアドレスを確認できます。
採掘された直後のコインは、手数料を除いた全額をプライベートアドレス(zアドレス)に送らなければなりません。

src/koto-cli z_getnewaddress

プライベートアドレスが取得でき、送金は以下のようになります。

src/koto-cli z_shieldcoinbase "*" プライベートアドレス (手数料) (処理するUTXO数)

(手数料) (処理するUTXO数)はオプションで、省略した場合は手数料は自動、処理するUTXO数は50となるようです。
しばらくすると送金が実行され、その結果が

src/koto-cli z_getoperationresult

で確認できます。
z_getoperationresultで結果が得られた時点でエラーかどうかがわかります。
実行中の命令(又はまだ結果を得ていない終了ている命令)は次のコマンドで確認できます。

src/koto-cli z_getoperationstatus

匿名・非匿名、両方の合計残高は z_gettotalbalance で確認できます。

src/koto-cli z_gettotalbalance

Windows Subsystem for Linux を使用する場合

現在KotoはWindowsの実行ファイルを用意しておりませんがwindows用人柱版がリリースされました)、Windows10の機能である「Windows Subsystem for Linux (以下、WSL) 」使って実行することができます。
WSLはWindowsの環境変数を引き継ぐため、PATHに「/mnt/c/Program Files (x86)/」などが入っているとエラーになります。
その際はWSLのUbuntu上で

export PATH=/home/ユーザー名/bin:/home/ユーザー名/.local/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/games:/usr/local/games

とPATHを再設定してから、上記Ubuntuの手順でkotodをビルドしてください。

GUIウォレットを使用する場合は「X Window System」を導入する必要があります。
こちらからVcXsrvをダウンロードしてインストール。

次回以降のために~/.bashrcexport DISPLAY=:0を追加。
今回用に

export DISPLAY=:0

を実行。
KotoSwingWalletUI.jar、kotod、koto-cli を同じフォルダに入れ、Windows側でVcXsrvが起動している状態で

java -jar KotoSwingWalletUI.jarへのフルパス

を実行すると、Windows上でもGUIウォレットが立ち上がると思います。