甲州記法は、関係モデル (リレーショナル・モデル) に準拠しているため、
データセットを判断集合としてあらわします。
個々の判断は、判断記号 |--
、判断種 ENROLMENT
、
項目名 /student-id
、項目内容 'S1
を使って表現します。
たとえば、つぎのようになります。
|-- ENROLMENT /student-id 'S1 /course-id 'C1 /name "Anne"
|-- ENROLMENT /student-id 'S1 /course-id 'C2 /name "Anne"
|-- ENROLMENT /student-id 'S2 /course-id 'C1 /name "Boris"
|-- ENROLMENT /student-id 'S3 /course-id 'C3 /name "Cindy"
|-- ENROLMENT /student-id 'S4 /course-id 'C1 /name "Devinder"
この判断集合をよりコンパクトに書くために、 表形式の書き方があってもよいでしょう。 たとえば、判断線を二重に重ねることで、 判断集合が表形式で書かれることを示せます。
||-- ENROLMENT
| /student-id : /course-id : /name
| 'S1 : 'C1 : "Anne"
| 'S1 : 'C2 : "Anne"
| 'S2 : 'C1 : "Boris"
| 'S3 : 'C3 : "Cindy"
| 'S4 : 'C1 : "Devinder"